ナショナルミニマムの再構築をめざす「いのちのとりで裁判」(上)~政治家主導の生活保護バッシングから厚労省が「物価偽装」に手を染めるまで

「生活保護基準引き下げは違法」「減額処分を取り消す」との最高裁判決から8か月。ついに今年春から生活保護費の追加支給が始まります。一部補償にとどまる等の問題はあるものの、違法に減額された保護費を国が遡って支給するのは史上初めてで、他国にも前例がありません。歴史的な勝利をかちとった「いのちのとりで裁判」の歩みを振り返ります。
稲葉剛 2026.03.20
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『季刊福祉労働』178号(2025年秋)掲載記事の加筆・修正版を2回に分けてお送りします。

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  • 最高裁前における異例の「旗出し」
  • 歴史的な原告勝訴判決
  • 政治主導で進められた基準引き下げ
  • 消えた「ナショナルミニマム」
  • 生活保護費増加を問題視する報道
  • 自民党議員による「生活保護バッシング」
  • 繰り返される「モラル・パニック」の煽動
  • 自民党の政権公約に基づく基準引き下げ
  • 厚生労働大臣の裁量に縛りをかけた「生存権裁判」
  • 「デフレ調整」という名の「物価偽装」

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